初めての生配信のお手伝い

今日は朝から暑いですね。熱中症の危険性があるとの予報です。くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。


昨日のブログに書いた、生配信のお手伝いをした噺家さんは、三遊亭遊かりさんです。(ご本人許可済み)8/1(土)第三十九回鶴川落語会 遊雀・萬橘二人会にご出演の、三遊亭遊雀さんのお弟子さんです。彼女の江戸東京博物館小ホールでの独演会のお手伝いを去年から承っており、少なくとも彼女が真打になるまで見守るつもりです。


9日の夜の生配信は、私にとって初めての「生配信の裏を見る」体験でした。本来は落語は生で見るものだし、それで木戸銭を頂戴するものという認識は、遊かりさんも私も、そして噺家さんのほとんどがそう思っておられると思います。


しかし、今は非常事態。新しい試みにチャレンジするチャンスでもあります。寄席や落語会がほぼ中止になってしまった今、お金の問題もありますが、何より、どうにか高座へ上がる機会を作りたいというご本人の強い思いがありました。お互いの感染リスクを下げるため、私が会場に到着したのが生配信1時間前。すでに生配信の準備はご本人のみでなされており、私はiPadや携帯で配信のお客様の状態を気にしながら、遊かりさんの落語を楽しむだけの役割でした。


詳細はご本人のブログをご覧いただければと思いますが、

https://ameblo.jp/yuukarisanyutei824565/

とにかく配信をするのも大変です。労力がすごい。前日までにその分野の先生にご教授いただいたそうですが、そもそも遊かりさんがデジタル機器にめっぽう弱いことを知っている身としては、相当勉強されたと感じました。遊かりさんのパワー、見習わねばと思いました。

枯れてる場合じゃないですね。


こんな私にも、落語会を開催する立場の人間として、ずっと見続けていこうと勝手に思っている噺家さんがいます。皆さん、それぞれの個性があり、それぞれの良さがあります。「こうでなければならない」的な思い込みは、その個性を前に全く意味がないことだと思い知ります。


この緊急事態に、それぞれがそれぞれに悩み、考え、行動しています。行動しない選択をする方もいるだろうし、どのスタイルが「正しい」かなんてことを論じるのはナンセンスです。個々人の持つ空気、佇まい。それがとても大事です。こんな事態にも、いやこんな事態だからこそ、どんな過ごし方であれ、さらなる個性の深みに繋がっていくのではないかと思っています。


なんか、私ごときがこんなことを言って申し訳ない気持ちで書いていますが、そんなことを思ったりしています。私も頑張らないといけませんが、頑張りすぎると息切れするので、ぼちぼち頑張ります。



9日の生配信の演目です。


粗忽の釘はネタおろし。ご本人、相当緊張していました。チャットに遊雀師匠が出てきたし、中入り(着替えのための休憩)の時、配信マイクのオフの仕方を教えてもらっていないと言うことが判明し、裏方の会話が丸聞こえというハプニングも。配信という、お客様との物理的距離は確実にある中でも、生ならではの良さはありました。私も勉強になりました。