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執筆者の写真鶴川落語会

10/26〜11/1の鶴川落語会

イチョウの葉が黄色く色付き、秋たけなわです。ここからは寒くなる一方でしょう。インフルエンザも流行りはじめると思いますので、今年は特にお気を付けください。


前回のブログに書き損ねましたが、10月10日(土)柳家小はぜ勉強会其の二十二〜勉強会ですが、負けませんっ!〜から2週間以上経過、参加者の方から新型コロナウイルス感染の報告はございませんでした。やっぱりここまで経たないと、安心して終演したとは言えません。皆様のご協力あってこそです。ありがとうございました。


先週は、12月12日(土)らくご@鶴川 正蔵・喬太郎ガチンコ二人会Vol.8のチケット発売準備が主でした。ホールの方と打ち合わせしたり、チケットを印刷したり、販売座席の検討をしたり、そんなことを中心に行いました。

再度、チラシを。

発売開始日は、11月6日(金)午前9時(市民ホールは午前8時30分)開始です。

販売座席は、ソーシャル・ディスタンスを確保できる感覚を保てるよう、全部で142席(最前列以外の座席を1席飛ばしで販売)になります。

詳細は前回のブログをご覧ください。たくさんのお申込みを、心よりお待ちしております。


前回のブログで告知させていただきましたが、31日は浅草余一の昼「かめちゃぶバラエティ」へ審査員枠で参加してきました。

とは言いましても、私は特に何やるわけでもなく。楽しく拝見して、採点用紙に丸つけして、死ぬ前に自慢できるであろう「浅草の舞台に上がったことがある」経験をさせていただきました。お声がけいただいた古今亭志ん輔師匠に感謝です。


今回の「かめちゃぶバラエティ」は落語3名、浪曲3組の出演でした。落語家さんは全て女性。こんなコンテストはなかなかありません。会場のお客様も採点用紙はお持ちで、皆で投票するスタイルです。なので、審査員だけで優勝は決まりませんが、得点を多く持っています。私は一応審査員なので、いい加減なことはできません。どの方もしっかりじっくり聞かせていただきました。そして、どの方も面白かった。まさに「かめちゃぶ」の楽しさでした。


「かめちゃぶ」というのは元々、牛鍋の残りをぶっかけた牛丼のことを指すらしく、「ごった煮」のようなものなんだそうです。ネットで語源を調べるとすぐ出てきます。そんな「かめちゃぶ」的な会、それが昨日のかめちゃぶバラエティーでした。落語も女性3名とはいえ、それぞれの色があり、浪曲も然り。一括りにできない面白さがそこにはありました。


落語は、ひとり座布団に座って演じる話芸です。若い圧倒的な浪曲のパワーを前に、形勢不利であることは、最初からわかっていたことでした。3人の落語家さんはそこを計算して挑み、大健闘だったと思います。ですが、今回は、上方から参加の真山隼人さん(曲師:沢村さくらさん)の優勝となりました。誰もが納得の優勝ではないでしょうか。


実は、私も真山隼人さんに高得点を付けさせていただきました。理由は、一番面白かったから。単純にそこでした。あと、落語は日頃見ていて、採点が厳しくなったことは否めません。そして、あの浅草の雰囲気の中で、どのように自分を出して、お客様を楽しませられるか。私はそこを基準に採点しました。なので、他にも高得点を付けた演者さんはいましたが、その中でも昨日の真山隼人さんは一番だったと思います。


面白いと一口で言っても、いろんな面白さがあります。「好み」とも言えるのかもしれません。私が感じた面白さと、他の方が感じた面白さは違って当たり前です。これって、今盛んに言われている「多様性」というもののひとつじゃないでしょうか。どんな感じ方をしてもいい。お互いの「面白い」を享受する。それが当たり前で許される空間。それが、居心地の良さを作り出しているのではないかと思った次第です。演芸の世界は、ずっとそうあり続けて欲しいと願います

31日は、お天気にも恵まれました。

演芸ホールに向かう道すがら、スカイツリーが綺麗に見えて、しかもその少し上に飛行機が飛んでいるのが見えますか?


今度浅草に来る時は、観光したい!です。

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