タイトルを見て、まず「ミラチケとは???」と思われたことでしょう。
ミラチケとは・・・
ミラチケとは、一般社団法人未来の会議が実施する制度で、
「より多くの人があらゆる舞台芸術に触れやすくなる環境や機会を作る」という運営方針に基づき、舞台芸術に接するチャンスが少ない多くの方に、接点を提供するために実施する支援制度
になります。
ざっくり言うと、
「未来の会議が、若い方(観客)と舞台芸術の発信者の橋渡しをしますよ!」という企画で(ちょっと説明が雑かな)鶴川落語会が、その企画の支援制度の第一回公募に応募しまして、採択されたということなのです。
鶴川落語会が目指す、「若い方たちに、落語および寄席演芸に長く親しんでいただける環境づくり」の第一歩になればと思っています。
落語という芸能は、熱狂的にのめり込むというよりは、皆さんの人生から去っていくことのない、いつでも呼び寄せる(または、歩み寄る)ことができるもので、ゆるく長く、自分の都合に合わせて楽しむことが可能な芸能です。
人生には、いろんな節目があります。大きなところでは、就職、結婚、出産、転職、死別・・・などなど。今は皆がそれぞれのスタイルで暮らしており、その全てを皆が経験するというわけではありませんが、それぞれの人生に、それぞれの節目があります。
その節目には多忙だったりで、落語を聴く気分ではなくなったりすることがあります。(私も子育ての時期は10年近く落語から離れていました)でも例え離れてしまっても、またふとしたときに「落語聞きに行こうかな」と思えば、ふらりと行くことができる、落語にはそんな間口の広さがあります。
しかし残念ながら、落語という芸能が伝統芸能の枠に入っている(と思っていますが)が故に、特に若い方に難しく堅苦しいと敬遠されがちで、「こんなに事前準備や知識無しで楽しめるのに、もったいない!」と常日頃思っています。
鶴川落語会でも、学生チケットを準備しておりますが、利用が少ないのが現状です。学生の皆さん、赤字覚悟で準備しているチケット、是非利用して!といつも思っていますが、なかなか・・・。情報が届きにくいこともあるのでしょう。
そんなタイミングで、舞い降りてきたミラチケ公募情報。このご縁を大切に、若い方にも落語の面白さをお届けできればと思っています。
そのミラチケに採択された会は、
3月5日(土)第四十三回鶴川落語会 らくご@鶴川 志ん輔VS若手真打の会です。
大御所の志ん輔師匠と、夢丸師、三朝師、小痴楽師の3名の若手真打の会です。若い方に落語の世界の多様性を感じていただくには、ピッタリの会だと思います。
詳細(お申込み方法など)はまた追ってご案内いたしますが、まずは「そのような企画があるんだ」ということを知っていただけたら、ありがたいです。
もちろん、この会は、鶴川落語会、町田市民ホール、イープラスで販売中ですので、一般の方(23歳オーバーの方)は、そちらでお買い求めくださいませ。
ご来場を心よりお待ちしております!
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